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片山 将仁*; 安達 淳*; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 三輪 周平; 逢坂 正彦; 田中 健哉; 山中 伸介*
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1043, p.190 - 195, 2008/00
マイナーアクチニド(MA)を0-15%含有する混合酸化物(MOX)燃料(UPuMA)O(x=0, 0.016, 0.03, 0.05, 0.1, 0.15)の分子動力学計算を実施し、格子定数,熱容量及び熱伝導度を評価した。熱伝導度の計算値は、計算した温度・MA組成範囲においてほぼ一定であったことから、15%までのMA添加においてはMOX燃料の熱伝導度はその影響をほとんど受けないことが示された。本研究により、本手法はMA含有MOX燃料の熱物性予測評価に有効であることがわかった。
大野 裕隆*; 松村 大樹; 西畑 保雄; 水木 純一郎; 石川 法人; 園田 健*; 木下 幹康*; 岩瀬 彰宏*
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1043, p.179 - 183, 2008/00
200MeVのXeイオンを照射させたセリア薄膜に対して、照射効果をX線吸収分光によって調べた。それにより、Ceにおける酸素の配位数が照射により減少していることがわかり、また、Debye-Waller因子は増大していることがわかった。一方、Ce-O原子間距離は精度範囲以上の変化は観測されなかった。高密度の電子励起状態がセリアに与える影響を考察した。
廣田 正行*; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*; 三輪 周平; 逢坂 正彦; 田中 健哉
no journal, ,
マイナーアクチニドを含有するMOX燃料の相安定性を評価するための第一ステップとして、CALPHAD法に基づいて、熱力学量の文献値を用いて、O-Am二元系及びO-Pu-Am三元系の熱力学モデリングを行った。蛍石構造FCC-C1相における余剰ギブスエネルギーを評価するため、酸素ポテンシャルデータの実測値を用い、相互作用パラメータを最適化した。
飯久保 智; 樹神 克明; 竹中 康司*; 高木 英典*; 社本 真一
no journal, ,
MnCuGeNのx0.5では、室温付近の広い温度範囲で負の熱膨張率が観測される。この熱膨張率の絶対値はこれまで報告されたものの中で最も大きいことから、熱膨張抑制剤として広く注目を集めている。負の熱膨張の起源となっているのは、磁気秩序の消滅に伴う体積収縮、いわゆる磁気体積効果である。われわれはこの系のx0.15で劇的に現れる大きな磁気体積効果が、磁気構造の変化と対応していることを明らかにした。系が示す型の反強磁性秩序は磁気体積効果と強く結びついていると考えられ、磁気モーメントの長さのみが考慮されていた従来の解釈からは単純には理解することができない。つぎにGe濃度の増加とともに起こる磁気体積効果のブロードニングを引き起こす要因を明らかにする目的で、Geが引き起こす局所構造に着目して調べた。パルス中性子回折パターンを規格化し、フーリエ変換して原子対相関関数を得たところ、その短距離領域には平均の構造解析から導かれる立方対称性が、局所的に破れていることを示唆するピークの分裂が観測された。これはMnN八面体がc軸周りで回転した構造として理解される。この構造はMnGeNの低温正方晶の構造で、それがドメインを形成していると考えられる。Ge濃度の増加に伴い、この回転角は増加する傾向を示しており、鋭い一次転移の磁気体積効果を示すMnGaNではこの回転角が小さい。このことから八面体の回転がブロードな磁気相転移に重要な役割を持っていると考えられる。
境 誠司; 菅井 勇; 三谷 誠司*; 松本 吉弘; 高梨 弘毅; 楢本 洋*; Avramov, P.; 岡安 悟; 前田 佳均
no journal, ,
Bias-voltage dependences of the magnetotransport properties were investigated for the co-deposited C60-Co films with a nano-granular structure. The electrical resistivity near zero bias exhibited a characteristic temperature dependence to nanogranular systems. It is found that the MR behaves a nonmonotionic bias-voltage dependence. MR shows significant decrease and increase with V-increase in the low and high-bias regions separated by a certain V of a few mV per a Co nanoparticle. The maximum MR observed in the low/high bias regions are 80% and 90%. The MR effect observed for the C60-Co films is, as far as we know, the largest one in granular systems, and is significant larger than MR of 50% expected under the condition of complete spin-polarization. The bias-dependent MR change is suggested to be associated with the charging effect of Co nanoparticles.
木下 幹康; Chen, Y.*; 金田 保則*; Geng, H. Y.*; 岩沢 美佐子*; 大沼 敏治*; 一宮 尚志*; 西浦 廉政*; 板倉 充洋; 中村 仁一; et al.
no journal, ,
軽水炉燃料においては約70GWd/tの燃焼度で結晶粒が50200nmに変化する細粒化が観察されている。新クロスオーバ研究では加速器実験と計算科学的手法により、その主要なプロセスのシミュレーションが行われている。加速器照射においては、模擬燃料セリア(CeO)における、結晶の細粒化が部分的に再現された。TEM観察によると主要なプロセスは細粒化であり異なるスケールの酸素原子の欠陥と板状のクラスターが重要な役割を担っていることが示された。一方、第一原理,分子動力学,モンテカルロ法,メゾスケールのセルオートマトン法等の計算科学的研究も現在実施している。計算科学的研究の骨子は核分裂片トラックによる加熱とクエンチの繰り返しの理解がもとになっている。これらにより原子は高エネルギーの準安定位置と構造に置かれる。多くの実験観察をもとに目標とするプロセスの核心に解析が近づいている。